エアラインのステータス修行をどうするかっていう話

こんにちは、しえのです。

緊急事態宣言も解除され、Twitter見てるとエアラインのステータス修行の投稿が増え始めました。

せっかくなのでそもそも論に立ち戻り、エアラインのステータスが必要なのかについて考えてみたいと思います。

この記事を読んだ方がいい人
  • 航空会社のステータス修行をしようか迷っている
  • ステータス修行は費用に見合うのか知りたい
  • 達成した人は実際どのぐらい特典をエンジョイしているのか知りたい

そもそもステータス修行って?

ステータス修行とは、飛行機に頻繁に乗る人を”お得意様”として優遇する特典を受けるため、ステータスを獲得するために飛行機に乗る活動を指します。

活動の対象となるステータスごとに名称が当てられ、例えばJALならJGC修行(JAL Global Clubの略ですね)、ANAならSFC修行(Super Flyer Cardの略)と言ったりします。

さらにステータスにはいくつか段階がありますので、その特定のレベルを目指して修行する場合に別のワードを使ったりします。

例えばANAの最高峰であるダイヤモンドメンバーを目指す場合はDIA修行と言ったりします。

日系航空会社の場合には単年達成後に特定のクレジットカードを作れば、半永久的に特典をエンジョイすることができます。

どんなメリットがあるの?

航空会社によって特典は多少異なりますが、メインは以下です。

ステータスメンバーなった時の主なベネフィット
  1. ビジネスクラスのチェックインカウンターを使える
  2. 荷物をひとつ多く、またより大きいサイズを預けられる
  3. 保安検査場で優先レーンを使うことができる(利用できないところもある、羽田空港とか)
  4. 搭乗までの間、航空会社のラウンジを使える(フリードリンク、国際線ではフードもある)
  5. 搭乗ゲートでも優先的に入れる
  6. 到着時、荷物が優先的に出てくる(プライオリティタグがついている)
  7. エコノミーがオーバーブッキングの場合、優先的にビジネスに無料アップされることがある(!)

費用はいくらかかるの?

日系の航空会社の場合、ざっくり言って40万円から50万円ぐらいかかります。

もちろん格安のルートを発見すればもっと下げることもできます。

ただそれには平日に飛ぶなど時間的な融通がかなり効くことが前提ですので、サラリーマンが週末のみで達成しようとする場合、上記ぐらいの費用がかかると思ってください。

しえのは王道である羽田-那覇を週末に飛びつつ、たまに国際線に乗ることでJALもANAも達成しています。

いやーお金使ったなぁ〜

なぜ修行するのか?

動機は人それぞれだと思います。

  • ラウンジで優雅にフリードリンクを飲む身分になりたい
  • ビジネスに無料アップグレードされたい
  • 上級資格を手にしたステータスかんが欲しい
  • 友達がゲットしてたから自分も欲しい

本当に人それぞれですが、しえのの場合は1点だけです。

とにかく空港で待たされるのが嫌だった

これだけです。

チェックインカウンターでの順番待ち…

保安検査場での順番待ち…

搭乗ゲートでの順番待ち…

荷物出てくる時の順番待ち…

どんだけ待たされるんだろうか、と。

で、ある時気づいたんです。

「あの人、エコノミークラスなのに優先通ってるし、荷物もすぐ出てきてるじゃん!」

それがステータスホルダーなんです。

待つのが嫌いなしえのは早速調べ、修行を行うことにしました。

実際のところどうなの?

実際にステータスを獲得して、使ってみました。

その感想を書いていきたいと思います。

①ビジネスクラスのチェックインカウンターを使える

 これはとっても助かります。エコノミークラスが長蛇の列の時に、ほぼ並ばずにチェックインすることが出来ます。

②荷物をひとつ多く、またより大きいサイズを預けられる

 これは使う機会がないですね、ひとり旅ですし、荷物がコンパクトになるように鍛錬を積んでしまいましたので…

③保安検査場で優先レーンを使うことができる

これも結構助かりますが、使える所は半々といった感じですね。タイミングによっては保安検査場が混んでない時間帯もあり「あったらありがたい」レベルですね。

④搭乗までの間、航空会社のラウンジを使える

 これも「あったらありがたい」レベルですね。国内線はフリードリンクのみですし、時にはビジネスマンでごった返してて騒々しかったりします。他のレストランやカフェの方が快適な場合もあります。国際線はフードも用意されていますが、これから機内食を食べる前にそんなにたくさん食べたいとも思わず…。とにかく”無料”をエンジョイしたい人には良いと思います。以前出張で上司を案内した時は喜ばれました(笑)

⑤搭乗ゲートでも優先的に入れる

 これは助かっています。機内持ち込み荷物だけでエコノミークラスで旅行している時は、オーバーヘッドコンパートメントが他の人の荷物で占拠されてしまうことがあります。優先で搭乗することで自分の真上を確実に確保できるのでとても活用しています。

⑥到着時、荷物が優先的に出てくる(プライオリティタグがついている)

 これも助かります。ただ最近は国内線でステータスホルダーが多いため、みんな優先になっていていつまで経っても自分の荷物が出てこないことも…

⑦エコノミーがオーバーブッキングの場合、優先的にビジネスに無料アップされることがある

 残念ながらしえのは一度も経験したことがないです。Twitter見てると当たっている人がまぁまぁいるのですが… いつか当たってみたいものです。

ということで、しえのが今恩恵を感じているのは、

  • 優先チェックイン
  • 優先搭乗
  • 優先荷物出し
  • (優先保安検査レーン)
  • (ラウンジ)

といった所です。下二つは恩恵が弱いのでカッコで書きました。

ステータス修行、やる価値はある?

ステータスを保有することに対するエモーショナルな満足を除けば、上記の実際受けるベネフィットのために50万円近いお金を使うのか?というのが判断ポイントです。

そしてこれは人によって判断が分かれます。

例えばしえのみたいにサラリーマンで時間がタイト、不要なアイドル時間はなるべく無くしたい、かつそんな海外旅行を2ヶ月に1回の頻度でやっていて国内出張もよくある、みたいなことになると十分価値があるかと思います。

一方で、海外旅行は年に1回か2回だし、それぐらいしか飛行機に乗らない、多少待つのは構わないとなると価値は弱いかと。

それから毎回ビジネスクラス乗れちゃう人はこれとは無縁です、このベネフィット全部ついてますから。

ということであなたの旅スタイルを見つめ直してみて、費用に見合うか見極めて、それでもやるかどうか判断されるのが良いと思います。

それでは!